愛を歌う吟遊詩人
３２歳でデビューし、３７歳で去っていった。
たった５年間に全てを凝縮し、独自の音楽路線を築いて。
彼ほどの歌唱力を持ったシンガーは、その後現れない。
日本の音楽界にとって、彼を失ったことは大損失にちがいない。
大塚博堂BIOGRAPHY
昭和１９年３月２２日 大分県別府市に生まれる。東洋音楽大学中退（現東京音大）
昭和５１年６月２５日（３２歳） ファースト・シングル「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」発売。
昭和５１年７月５日 渋谷エピキュラス、ファースト・コンサート。
昭和５１年８月１５日 銀座ヤマハホール・コンサート。
昭和５１年８月２５日 ファースト・アルバム「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」発売。
昭和５１年１０月～ コンサートツアー開始（労音）。
昭和５２年１月１１日 ５２年コンサートツアー開始（年間６０回）。
昭和５２年３月５日 アルバム、シングル「過ぎ去りし想い出は」発売。
昭和５２年７月７日（３３歳） 七夕コンサート（青山タワーホール）。
昭和５２年８月２５日 シングル「季節の中に埋もれて」発売。
昭和５３年１月２４日 ５３年コンサートツアー開始（年間８０回）
昭和５３年２月５日 アルバム「もう少しの居眠りを」発売。シングル「哀しみ通せんぼ」発売。
昭和５３年２月５日 名古屋雲竜ホール・コンサート。
昭和５３年５月２０日（３４歳） 北海道コンサートツアー開始。
昭和５３年６月９日 広島音楽祭。
昭和５３年６月１７日 東北コンサートツアー開始。
昭和５３年６月２９日 名古屋市民会館・コンサート
昭和５３年７月５日 シングル「めぐり逢い紡いで」発売。
昭和５３年８月３日 大阪・梅田コマ・コンサート（太田裕美・大上留利子）。
昭和５３年９月５日 布施明競作シングル「めぐり逢い紡いで」発売。
昭和５３年１０月３１日 東京九段会館・NEW 30 MUSICコンサート（佐々木幸男・田口清・大野真澄）。
昭和５３年１１月５日 アルバム・シングル「LOVE IS GONE」発売。
昭和５３年１２月２０日 名古屋勤労会館コンサート。
昭和５３年１２月２３日 東京新橋ヤクルトホール・コンサート。
昭和５４年３月２５日（３５歳） 春のツアー開始。
昭和５４年４月５日 シングル「もう子供でも鳥でもないんだから」発売。
昭和５４年４月２０日 東京・読売ホールコンサート。
昭和５４年４月２５日 LP「もう子供でも鳥でもないんだから」発売。
昭和５４年５月１５日 岐阜市民会館・コンサート
昭和５４年５月２５日 大阪・厚生年金ホール・コンサート。
昭和５４年６月２日 NON STOPコンサート（福岡市民会館）。
昭和５４年７月１９日 名古屋市民会館・コンサート。
昭和５４年１０月５日 シングル「青春は最後のおとぎ話」発売（NTVドラマ「聖女房」主題歌）。
昭和５４年１０月２５日 アルバム「青春は最後のおとぎ話」発売。
昭和５４年１１月５日 東京・日本青年館コンサート。
昭和５４年１２月１４日 大塚博堂/サーカスジョイントコンサート（後楽園球場内サーカステント）。
昭和５５年１月１３日 大阪厚生年金会館コンサートを皮切りに春のツアー開始。
昭和５５年４月２１日（３６歳） 渋谷公会堂コンサート、初のライブ盤として７月２１日発売。
昭和５５年４月２５日 シングル「愁雨」発売。
昭和５５年７月２５日 アルバム「大塚博堂ライブ」発売。
昭和５５年１１月２１日 フォノグラムより東芝EMIへ移籍、第１弾として「センチメンタルな私小説」発売。
昭和５５年１１月２１日 「センチメンタルな私小説」NHKのイメージソングとして浸透する。
昭和５５年１２月２３日 名古屋市民会館・コンサート
昭和５６年２月５日 「春は横顔」発売、マックスファクター春のキャンペーンソングとなる。
昭和５６年２月２１日 アルバム「感傷」発売、東芝移籍第１弾LP、阿久悠氏との出逢いで、大塚博堂の世界が一段と広がる。
昭和５６年３月１９日 読売ホールコンサート、同時に春の全国ツアー開始（約３０ヵ所を予定していた）。
昭和５６年４月１０日（３７歳） 春の全国ツアーは福島県郡山市が最後となる。
昭和５６年５月１８日 １３時３５分脳内出血により死去。
大塚博堂DISCOGRAPHY
●SINGLE
ダスティン・ホフマンになれなかったよ
作詞：藤公之介/作曲：大塚博堂/編曲：惣領泰則 （発売日：S５１．６．２５フィリップス）
過ぎ去りし想い出は
作詞：大塚博堂/作曲：大塚博堂/編曲：森岡賢一郎 （発売日：S５２．３．５ フィリップス）
季節の中に埋もれて
作詞：藤公之介/作曲：大塚博堂/編曲：森岡賢一郎 （発売日：S５２．８．２５ フィリップス）
哀しみ通せんぼ
作詞：るい/作曲：大塚博堂/編曲：船山基紀 （発売日：S５３．２．５ フィリップス）
めぐり逢い紡いで
作詞：るい/作曲：大塚博堂/編曲：あかのたちお （発売日：S５３．７．５ フィリップス）
LOVE IS GONE
作詞：るい/作曲：大塚博堂/編曲：宮川泰 （発売日：S５３．１１．５ フィリップス）
もう子供でも鳥でもないんだから
作詞：るい/作曲：大塚博堂/編曲：クニ河内 （発売日：S５４．４．５ フィリップス）
青春は最後のおとぎ話
作詞：山川啓介/作曲：大塚博堂/編曲：クニ河内 （発売日：S５４．１０．５ フィリップス）
愁雨（うれいあめ）
作詞：るい/作曲：大塚博堂/編曲：井上鑑 （発売日：S５５．４．２５ フィリップス）
センンチメンタルな私小説
作詞：阿久悠/作曲：大塚博堂/編曲：チト河内 （発売日：S５５．１1．２１ 東芝EMI）
春は横顔
作詞：阿久悠/作曲：大塚博堂/編曲：チト河内 （発売日：S５６．２．５ 東芝EMI）
ベスト・カップリング（「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」・「過ぎ去りし想い出は」の両面A面）
作詞：藤公之介/作曲：大塚博堂/編曲：惣領泰則 （発売日：S５４ フィリップス）
作詞：大塚博堂/作曲：大塚博堂/編曲：森岡賢一郎
●ＡＬＢＵＭ
アルバムⅠ ダスティン・ホフマンになれなかったよ （発売日：S５１．８．２５ 日本フォノグラム）
アルバムⅡ 過ぎ去りし想い出は （発売日：S５２．３．５ 日本フォノグラム）
アルバムⅢ もう少しの居眠りを （発売日：S５３．２．５ 日本フォノグラム）
アルバムⅣ LOVE IS GONE （発売日：S５３．１１．５ 日本フォノグラム）
アルバムⅤ もう子供でも鳥でもないんだから （発売日：S５４．４．２５ 日本フォノグラム）
アルバムⅥ 青春は最後のおとぎ話 （発売日：S５４．１０．２５ 日本フォノグラム）
アルバムⅦ 大塚博堂ライブ （発売日：S５５．７．２５ 日本フォノグラム）
アルバムⅧ 感傷 （発売日：S５６．２．２１ 東芝EMI）
＜死後の発売＞
●SINGLE
娘をよろしく
作詞：広瀬俊夫/作曲：大塚博堂/編曲：森岡賢一郎 （発売日：S５６．６．１６ フィリップス）
Ｎｅｖｅｒ ｃｏｕｌｄ ｓａｙ ｇｏｏｄ－ｂｙｅ
作詞：大塚博堂/作曲：大塚博堂/編曲：あかのたちお （発売日：S５６．６．１６ フィリップス）
トマトジュースで追いかえすのかい
作詞：阿久悠/作曲：大塚博堂/編曲：チト河内 （発売日：S５６．７．２１ 東芝EMI）
●ＡＬＢＵＭ
＜幻のLPアルバム紹介＞
大塚博堂デラックス・パッケージ’８２（２枚組） 1982年発売
Side1 Side2 Side3 Side4
・結婚する気もないのに ・めぐり逢い紡いで
・明日のジヨーは帰らない ・過ぎ去りし想い出は
・ピアノコンチェルトは聞こえない ・新宿恋物語 ・哀しみ通せんぼ ・私はもう女です
・翌朝 ・休日
・見送った季節のあとで ・娘をよろしく
・季節の中に埋もれて ・「ドミノ倒し」を知っていますか
・そんなに見つめちゃ歌えない ・今夜はサンバ
・星への階段 ・旅でもしようか
・ライ麦畑でつかまえて ・LOVE IS GONE
・ふるさとでもないのに ・ダスティン・ホフマンになれなかったよ
・途中下車 ・Never could say good-bye
大塚博堂パーフェクトライブ（２枚組） 1984年発売
Side1 Side2 Side3 Side4
・新宿恋物語 ・休止符
・もう子供でも鳥でもないんだから ・見送った季節のあとで
・とめどなく女に ・季節の中に埋もれて
・そんなに見つめちゃ歌えない ・私はもう女です
・週末まで待って ・ライ麦畑でつかまえて ・「ドミノ倒し」を知っていますか
・アデュー
・色エンピツの花束 ・あなたは去っても
・愛しはじめて ・LOVE IS GONE
・娘をよろしく ・明日のジヨーは帰らない
・男と女の光景 ・過ぎゆく愛に
・歩道橋 ・愁雨 ・過ぎ去りし想い出は
・ダスティン・ホフマンになれなかったよ
・花びらは風に
大塚博堂ＦＯＲＥＶＥＲ 198１年発売
Side1 Side2
・もう子供でも鳥でもないんだから ・過ぎ去りし想い出は
・季節の中に埋もれて ・ライ麦畑でつかまえて
・映画館 ・旅でもしようか
・娘をよろしく ・ピアノコンチェルトは聞こえない
・めぐり逢い紡いで ・ダスティン・ホフマンになれなかったよ
・ふるさとでもないのに ・Never could say good-bye
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